・「落ち着いた、高級感のある塗装にしたい」
・「ピカピカとした、新築時のような塗装にしたい」
・「現状の印象のまま、家の雰囲気を大きく変えたくない」
外壁塗装は、良くも悪くも家のイメージを大きく左右します。
そのため、塗料の色だけでなく、質感選びに悩む人も多くいます。
今回は、塗料選びに迷うあなたの悩みを解決するため……。
「つや消し塗料」の基礎知識や「仕上がりの違い」などを紹介していきます。
●『つや消し』塗料とは?
塗装業界では、つやの度合いを測定するため、塗装をした外壁に60度の角度から光を当て反射させることで、塗料の光沢度(グロス値)を測っています。
『つや消し』塗料とは、この光沢度(グロス値)が5%以下に抑えられた塗料のこと。
マット仕上げやフラット仕上げともいわれています。
●つや消し塗料のタイプ
・つや有りの塗料に「艶調整剤」を混ぜて、光沢度(グロス値)を抑えて作られた塗料
・本来から、つやがないの塗料
つや消し塗料には、上記の2種類のタイプがあります。
外壁塗装に使用される塗料の多くは、「つや有り」で作られているものがほとんどです。
本来から、つやがない塗料は種類が少ないため、外壁に使用したい色のつや消し塗料がないなんてことも。
その場合は、つや有りの塗料に艶調整剤を混ぜて、光沢度(グロス値)を抑えた塗料を作り使用します。
昨今、高級感がある外壁の人気が高い傾向にあり「マットで落ち着いた雰囲気の家にしたい」、「家の印象をあまり変えたくない」という人に好まれています。
●「艶調整剤」を混ぜた塗料は、耐久性が下がる?
結論からいうと、本来からつやがない塗料とつや有りの塗料に「艶調整剤」を混ぜて作られた塗料では、後者の耐久性は下がってしまいます。
その理由は、艶調整剤を混ぜるには、本来の塗料に含まれている、樹脂の配合量を減らす必要があるためです。
樹脂の配合量が減ってしまうと、その分塗料自体の耐久性が落ちてしまいます。
耐久性が下がることが気になる人は、元からつやのない塗料を選択することを、おすすめします。
●つやの程度は、5段階
「つや」の程度には、5段階あります。
下記でいっしょに、詳しく見てみましょう。
つや有り(全艶)
つや有り(全艶)のグロス値は70%以上で、塗料の中でも最も「つや」が出る種類です。
ピカピカとした、まるで塗装したてのような光沢が出ます。
徐々に色褪せてきてしまった外壁を、新築のような印象に戻したい人におすすめです。
(※グロス値=光沢度)
7部つや
7部つやのグロス値は、60%前後です。
また「つや」がある外壁は、表面がつるつるしているため、汚れが付着しにくい特徴があります。
そのため経年劣化がしにくく、耐久性に優れています。
5分つや(半艶)
5分つや(半艶)は、グロス値が35%前後。
つや有り(全艶)からつや消し(艶無し)の中間の光沢度です。
3分つや
3分つやは、グロス値15%前後で「つや消し」に少し光沢がついたイメージです。
見る角度などによって、「つや」が感じられる状態です。
つや消し(艶無し)
つや消しは、グロス値が5%以下で、光沢度がまったくない状態のことを指します。
●「つや」消しの仕上がり
・家に重厚感や高級感が出る
・スタイリッシュな印象にできる
・現状と似た色に塗替えても、印象に大きな変化が出ないので、自然な仕上がりになる
・経年劣化して「つや有り」がつやを失うのに対し、「つや消し」はつやを失わないので、美観が損なわれにくい。
●「つや」有りの仕上がり
・つやがあるため、汚れがつきにくく耐久性がある仕上がりになる
・新築のような、ピカピカした外壁になる
・年数がたつと、「つや」が失われていく
・使用する塗料の色によって、つやが強い印象になる可能性がある
●塗料の色によって「つやの感じ方」が違う
実は、塗料の色によっても「つや」の印象は変化します。
たとえば、黒などの暗い色や濃い色は、つやを強く感じます。
逆に、白やベージュといった明るい色は、暗い色に比べて艶を感じにくいのです。
●外壁の凹凸で「つやの感じ方」が違う
また、外壁の凹凸によっても「つや」の感じ方は変わります。
モルタル外壁
モルタル外壁のように、壁の表面に凹凸が多くある場合は、光を反射しにくくなるため、つやが弱くなります。
ボード外壁
ボード外壁は、平らな面が多いため光を反射し、つやを強く感じます。
●まとめ
いかがだったでしょうか?
大橋工房では、お客様の快適で素敵な住まいづくりに尽力しています。
外壁塗装をお考えの方は、無料でお見積を承っておりますので、お気軽にお問合せください。
今回の記事によって悩みが解決し、よりスムーズな外壁塗装工事の手助けとなりましたら、幸いです。
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